AI OverView・チャットAI出現でSEOは不要になるのか?
社長アサノ社長アサノ

すでに多くの方がChatGPTをはじめとするchatAIを利用したことがあることでしょう。使い方を理解することで生産性UPは間違いありません。

ここにきてchatAIベースからのトラフィックも頻繁に確認できるようになりました。※画像クリックで拡大



弊社サイトにもチャットAIベース経由の流入が増加してきました。現在流入が確認できているチャットAIベースは

この3つがほとんどです。
同じAIでも「AI OverView」という言葉が分からなくても多くの方は目にしているAIがあります。3月中旬に開始されたコアアップデート以降Google検索で「AI OverView」が頻繁に表示するようになりました。検索クエリに対して最も適切だと思われる答えをAIが見つけてくれます。

今回は「AI OverView」と今後のSEO対策についてアサノの見解をお話ししてみようと思います。

AI OverViewとは

クリックで拡大します

上の画像は「Facebook シェアできない」というクエリでのGoogle検索結果ですが、検索結果の一番上に表示している「Search Labs | AIによる概要」この部分を「AI OverView」と呼んでいます。Google検索に関わらず他の検索エンジンでも同様に「AI OverView」が表示することが増えています。

画像の赤枠部分のAI OverViewで表示している「フェイスブックページを個人のフェイスブックでシェアできない。」は、弊社のコラムです。

AI OverViewが表示し、これまでであればクエリを入力し検索結果の中からタイトルやディスクリプション(説明文)を比較しながら自分の期待している答えがありそうなウェブサイトを自分の意志で選んでましたが、AI OverViewが表示することで「検索結果自体を見てもらえなくなるのではないか?」「今までのSEO対策は無駄になるのではないか?」このような記事を最近多く見かけるようになりました。

大幅に検索トラフィックが減少

某住宅会社のGoogle・Yahoo・bingからのトラフィック
画像クリックで拡大

chatAIが利用されるようになり、検索結果にAI OverViewが表示するようになって検索クエリによっては20%以上検索トラフィックが減少したクライアント様もいらっしゃいます。弊社が管理しているウェブサイト全般、2025年になってから検索トラフィックは減少傾向でこれはAI OverViewの影響と思われます。

AI OverViewとクエリの関係性

検索した際に一番目立つところにAI OverViewが表示するようになり、実際にトラフィックが減少しているのは間違いのない事実です。しかし現在、AI OverViewが表示するクエリの多くは正解の答えがあるクエリです。

文頭で「Facebook シェアできない」という検索クエリで弊社の結果がAI OverViewで表示されたと言いましたが、このクエリで弊社のコラムにたどり着けば悩みだった「Facebookのシェア」のやり方は分かるようになりますが、弊社に仕事依頼はありません。現在、AI OverViewが表示するクエリはこのように解決するクエリがほとんどの状態ですので、トラフィックが減少していますがCV、つまり反響がトラフィック減少と同じ割合で減っているわけではありません。

AI OverViewに表示する記事の特徴

AI OverViewに表示する記事の特徴
画像クリックで拡大

2025年5月現在、AI OverViewに表示する多くは検索結果で上位に表示している記事ですので、今まで通りのSEO対策が重要であることは変わりません。しかし、検索結果で上位に表示してなくてもAI OverViewに表示することもありますので、今までとは違った対策が必要になると思います。また、これまでの流れからAI OverViewと広告が連動する可能性もあり得ます。

まとめ

まずは今まで通りのSEO対策を継続して行いましょう。

一般の方にはあまりなじみのない言葉ですが「構造化データ」を確実に行うことでAIにサイト内の情報を分かりやすく確実に伝えることが出来ます。決して構造化データは新しい手法ではありません。近年であればホームページ制作業者に製作を依頼していれば構造化データは行っていると思います。

まずは今まで通り検索結果上位に表示するようにSEOを行いましょう。今後、新しい情報が出ましたらまたご報告させていただきます。

浅野 幸延浅野 幸延

この記事の監修 : 浅野 幸延 (建築士/コンサルティング・広告全般担当)プロフィール