浅野浅野

Googleアナリティクスをチェックしている中で、突然アクセスが急増している時はありませんか?

マメにブログを更新している方は、Googleアナリティクスをチェックしていただいてる方が最近増えてきました。このようなことはほとんどのウェブサイトで起こっていますが気がついてない方が多いだけです。

ブログ記事がSNSで拡散されたり、テレビなどで取り上げられたりと、アクセス急増した理由が明確なのであれば問題ありませんが、特に何もしていないのにアクセス数が急増している場合、真っ先に疑うべきなのが「リファラスパム」です。

リファラスパムは頻繁に起こっていますので誤った分析をしないようにしましょう。リファラスパムの概要と発生要因、対処方法をお話ししてみます。

リファラスパムとは


画像はGoogleアナリティクス上での流入チャネル(流入元)です。

・Organic Search
・Direct
・Display
※(Other)
・Referral
・Social
・Paid Search
・Mail(画像にはありません)

流入チャネルの1つ「Referral(リファラル)」は、他のホームページに設置されたリンクから流入があった場合にカウントされます。
何らかの理由で自社が紹介されてリンクが設置されるのが一般的なReferralです。
しかし、まったく関連性の無い内容でリンクを設置するスパム目的のケースがあります。このようなReferralを「リファラスパム」と呼びます。

リファラスパムが発生する理由

リファラスパムは、アクセス解析でリファラ情報を見たサイト管理者をスパムページに誘導するために行われていると考えられます。通常、Referralは何らかの理由で自社ホームページが紹介された場合にカウントされます。

知らないページからReferralがあれば、サイト管理者はどのように紹介されているか確認するため、リンク元のURLに飛ぶ確率は高いでしょう。その心理を悪用したのがリファラスパムです。

ウィルス感染等あらゆるリスクが考えられます。リファラスパムらしきものを発見した際はリンクを辿らないようにしましょう。

リファラスパムの確認方法

アクセスの急増の原因がリファラスパムかどうかは、1訪問あたりの平均滞在時間平均PV流入元のホームページの内容の3つを確認することで大体が判別できます。

リファラスパム判別のポイント

・直帰率が高すぎる。
(ほとんど回遊していない)
・滞在時間が0に近い
・海外サイトからの流入である

直帰率や他ページヘの遷移率、滞在時間など、他のページと比較しておかしな行動がほとんどを占めるのであれば、リファラスパムの可能性が高いでしょう。

リファラスパムの目的は自社サイトへの誘導のため、ここで怪しげなReferralを発見しても不用意にクリックしてはいけません。
判別のポイントとして、セカンダリディメンションの「ユーザー」→「 国」を選択してどこの国からの流入なのかも確認してみましょう。海外からの流入の場合、ほぼ確実にリファラスパムと見て間違いないでしょう。

リファラスパムの対処方法

リファラスパムを発見した場合は、対象URLをフィルタリングしてGoogleアナリティクスのデータに反映させないようにしましょう。

フィルタリングは、「アナリティクス設定」→「すべてのフィルタ」→「フィルタを追加」をクリックし、フィルタの種類を「除外」に設定すれば完了です。

リファラスパムは事前に対策を行うのはほぼ不可能なため、見つけ次第フィルタ設定をして除外していくしかありません。また、リファラスパムは目視で発見するしかありません。

フィルタ設定で除外する作業自体は数分で完了しますが、除外設定後からフィルタが機能するため、それ以前のデータはそのまま反映されてしまうのでその点ご了承ください。

浅野 幸延浅野 幸延

この記事の監修 : 浅野 幸延 (建築士/コンサルティング・広告全般担当)プロフィール