こちらは2019年3月初稿のコラムです。内容を一部変更しています。
商売は堅実なのが一番なことは誰もが認めるところですが、インターネットは時として爆発的なことが起こることがあります。
上の画像はずいぶん時間は経っていますが、弊社が運営しているYouTubeのインサイトです。2008年3月の視聴回数が33,208回だったのが、翌月2008年4月は189,988回と約5.7倍、2009年8月は281,168回と8.4倍と劇的に視聴回数がアップしています。要因は色々ありますが、他のメディアでは考えられないことです。もちろんこのときビジネス的にも大きく伸ばしました。
弊社では会員の方々、中でも工務店の方々にグーグルマイビジネスの情報を正確に登録して、かつ画像やテキストを投稿し、レビューも増やすという活動を積極的に行なっていただいています。地域ビジネスの方々にとってはSEO対策以上に優先順位の高い作業がグーグルマイビジネスの投稿と考えています。某会員工務店様のGoogleビジネスプロフィールでも上記のYouTubeと同様のことが起こりました。グーグルマイビジネスのインサイトを使って少しお話をしてみます。
Googleビジネスプロフィールの設定・登録方法はこちらの記事をご覧下さい。 グーグルマップからのお問い合わせが増えています。
ユーザーがビジネスを検索した Google サービス
この項目では、Google 検索や Google マップからの表示回数を確認できます。次の各サービスを通じてお客様のリスティングが表示された回数を確認できます。
検索のリスティング
Google 検索を使用してビジネスを見つけたユーザー。「検索経由の表示回数」として表示されます。
俗に自然検索結果と言われてるものと同じと考えていただいていいと思います。
マップのリスティング
Google マップを使用してビジネスを見つけたユーザー。「マップ経由の表示回数」として表示されます。
注: このグラフには、Google 検索と Google マップでビジネスを閲覧したユーザー数が表示されます。これはユーザーごとに計算されるため、ユーザーが Google 検索でリスティングを見てからクリックして Google マップへ移動した場合は、表示回数は 1 回としてカウントされます。
ここがポイント1
マップのリスティングが2月11日の表示回数は38回だったのが2月12日は333回、2月13日は525回の表示回数、13.8倍の表示回数になっています。自然検索結果対策(俗に言うSEO対策)ではあり得ない事です。その後も安定して表示しています。詳しいことはここではお話できませんが現在、Googleビジネスプロフィールの情報をしっかりと更新したり、投稿したりする企業が非常に少ない状況です。これは、適当なお話ではありません。
写真の閲覧数
インサイトの写真閲覧数という項目で、同業他社との写真の表示回数が比較できます。「同業他社より表示回数が1,324%多くなっています」という表示から、同業他社はGoogleビジネスプロフィールを利用できていないことがわかります。
ユーザーがビジネスを検索する方法
ビジネスを見つけたユーザー数と見つけた方法を確認することができます。
直接検索数
ビジネスの名前や住所を直接検索したユーザー。
間接検索数
提供している商品やサービス、またそのカテゴリを検索し、リスティングが表示されたユーザ。
ブランド検索数
自社のブランドや、自社のビジネスと関連のあるブランドを検索したユーザー。このカテゴリは、ブランド検索で自社のリスティングが 1 回以上表示された場合にのみ表示されます。
注: このグラフには、ビジネスを名前またはカテゴリで検索したユーザー数が表示されます。これらの検索は個別に計算されるため、ユーザーが間接検索を行った後に直接検索した場合は、検索数は 2 回(または各セクションごとに 1 回)としてカウントされます。
ここがポイント2
直接検索はもちろん大切ですが、ウェブマーケティングの魅力は、間接検索でユーザーが自社ウェブサイトを見つけてくれることです。工務店のような地域性のあるビジネスはグーグルマップでのリスティング表示は今後ますます重要になるのは間違いないです。
いち早くGoogleビジネスプロフィールを活用し、弊社会員様は先行者利益をしっかり得ています。まだまだ参入企業が少ない今から対策することを強くおススメします。
この記事の監修 : 浅野 幸延 (建築士/コンサルティング・広告全般担当)プロフィール