上のグラフは、某会員様が2019年6月から広告掲載を始めたフリーペーパーの広告に掲載したQRコードからの流入状況です。弊社会員様には、ウェブ以外のメディアから自社ホームページに誘導させる目的でQRコードをさまざまな広告や販促ツールなどに掲載をお願いしています。その際、どのメディアからアクセスがあったかわかるようにQRコードにパラメーターを付与しています。
※パラメーター付与については、こちらの記事をご覧下さい。 記事:QRコードからのアクセスを計測。インターネット以外からの集客を計測する方法
最近は、モバイルからでも検索キーワードや会社名を直接入力する方が多くなってきていて、QRコードからのアクセスはあまり計測されませんが、直接入力した場合、流入元のメディアが特定できないためQRコードを利用することである程度利用したメディアの集客力がわかります。そんなお話を実例を元にお話をしていきます。
ほぼ毎日QRコードからアクセスがある。
今回利用したフリーペーパー
弊社会員様はNL7月号でご覧下さい。
7月2日の段階でお問い合わせ5件でご成約が2件ではじめて利用したメディアとしては合格点かと考えています。こちらの会員様は、美容系で継続型サービスで、単価が約3万円です。
“鉄板広告”があるのでメディアの集客力がわかる。
今回掲載した広告弊社会員様はNL7月号でご覧下さい。
なぜ、今回これほどまでにQRコードからアクセスがあるのかこれだけではお答えできないのですが、広告内容に関しては、他のメディアでも反応の上がる鉄板広告を某会員様は持っていて、今回もほぼ鉄板広告と同じ内容にしました。
同じ内容の広告をどのメディアにも利用していますから、メディアそのものの集客力がとてもよくわかります。
QRコードからのアクセスに関しては、メディアによって変わるとは通常考えにくいですが、しいて言えば、今回広告を掲載したメディアは、女性向け専門誌です。
QRコードを自分のスマートフォンで読み取る行為は、お店側がユーザーにクーポンを発行してもらう際によくある行動パターンです。このようなクーポンを発行するのは男性より女性が圧倒的に多いというデータがあります。
まとめ~クロスメディアマーケティングか向いているのか向いていないか
- QRコードで計測できているということは、QRコードで計測できている以上に直接入力や社名で検索するユーザーがいる。
- QRコードは、男性より女性がよく利用しているので、QRコードから自社ウェブサイトへ誘導するなら、女性が集まるメディアがいい。
- QRコードを掲載していてQRコードからのアクセスが計測できないメディアは、本当に広告を見てもらえているのか?つまり集客力があるメディアなのか考えたほうがいい。
- QRコードから計測できないが集客力があるメディアだとすると、自社ウェブサイトへの誘導は難しいわけだから、クロスメディアマーケティングは難しいのでメディアに掲載した広告自体でコンバージョン(資料請求やお問い合わせ)する広告を考えたほうがよい
このような感じになります。クロスメディアマーケティングが使えない場合は、お問い合わせの取れる情報をしっかり広告内に記載する必要があるので、自社にとってどのサイズの広告枠が適切か考え、広告費の採算が取れるかで広告を出稿するか決めることが必要です。
ポイントと注意点
どのようなメディアでも計測し解析することができれば憶測でない施策を考えることができます。広告もそうですが、販促ツールなどにもQRコードをぜひ記載してください。その際、パラメーターが付与されてないと計測ができませんのでご注意下さい。
この記事の監修 : 浅野 幸延 (建築士/コンサルティング・広告全般担当)プロフィール