浅野浅野

下の画像は、「qrコード ホームページ誘導」での検索結果です。
通常の検索結果で表示するのは、タイトル、説明文(抜粋文やメタディスクリプション)などが表示します。検索結果に表示するタイトルや説明文のことを「スニペット」と言います。
赤枠内のスニペットのようにタイトルでも説明文でもなく、しかもリンクされているスニペットは目立ちます。このようなスニペットを呼び名は色々ありますが、この記事をお読みの方が困惑するといけないので当ページではリッチスニペットと呼びます


浅野浅野

 Google広告でも、フリーペーパー広告でも、ありとあらゆる広告に共通することですが、他の広告と違ったカタチをしているととても目立ちます。インターネットで目立つということはクリック率が上がることになります。

自然検索から自社ウェブサイトに流入数を増やしたい方のために、検索結果でクリックされやすい効果的なスニペットについてお話してみようと思います。

検索語句を何度も繰り返すのは無意味

検索結果の上位に表示させるSEO対策。今でも検索キーワードを埋め込むことを教えている方々を目にしますが、キーワードを埋め込むことばかり考えているのなら逆効果かもしれません。不自然なキーワードの埋め込みはペナルティになりやすくなっています。

キーワードの乱用はGoogleやユーザーから不正行為と見なされる可能性がある

キーワードを詰め込んだようなタイトルは避ける。タイトルに具体的なキーワードをいくつか含めると効果的な場合もありますが、同じ語句を何度も繰り返しても無意味なだけです。「Foobar, foo bar, foobars, foo bars」のようなタイトルはユーザーの利便性を下げるものであり、このようなキーワードの乱用は Google やユーザーから不正行為と見なされる可能性があります。

検索結果で上位表示するにはユーザーエンゲージメントを高める

最近の傾向からユーザーエンゲージメント(愛着度)が高いページが検索意図に沿ったページ、検索クエリとの関連性が高いページであるとGoogleが判断して検索順位を決定しているのは紛れもない事実です。

ウェブページに愛着があれば、滞在時間は長くなるでしょうし、他のページも見たいと思うことでしょう。愛着度はグーグルアナリティクスで確認ができます。

上のグラフは、弊社が管理し解析しているウェブサイトで、最もエンゲージメントが高いウェブサイトのグーグルアナリティクスユーザーサマリーです。

ページ/セッション・平均セッション時間もかなり優秀ですが、直帰率の2.96%は驚異的です。通常、直帰率は30~40%前半ぐらいなら合格ラインで、グーグル広告などを利用すると一般的に悪化する傾向ですが、3%以下という直帰率は弊社会員様の中でも異次元の結果です。

当然、こちらのウェブサイトは様々な検索クエリで1位表示しています。

ユーザーエンゲージメントについてこちらで詳しく解説しています。
 SEO対策~ユーザーサマリー3つの指標

ユーザーエンゲージメント(愛着度)を高めると検索結果で上位に表示しても、検索結果でクリックされなければユーザーエンゲージメントを高めることはできません。

リッチリザルトは検索結果で目立つのでクリックされる

下の検索結果だとあなたはどれをクリックしそうですか?

この検索結果には、通常のスニペット(タイトルと説明文)の表示以外に、サムネイル画像が表示しています。このような表示をリッチリザルトと言います。

リッチリザルトに対応してるかわかる

リッチリザルトに必要な構造化データを使用することで、さまざまな検索結果を表示させることができますが、構造化データの話は複雑ですしクリエーターが行うことですので、ここでは省略しますが、あなたのWebサイトが構造化データ、つまりリッチリザルトに対応しているか簡単に確認することができます。
リッチリザルトテスト

リッチリザルトテストを行いこのように表示されれば、検索結果にリッチリザルトを表示させることができます。

構造化データに対応しているかは、ウェブサイトを製作した方に確認するのが一番ですが、ワードプレスなどを利用してウェブサイトを構築している場合、すでに構造化データに対応している場合はよくあります。

リッチスニペット・リッチリザルトでクリック率を上げる

検索結果で上位にいればおのずとクリック率は上がりますが、冒頭でお話した通り、ユーザーエンゲージメントすなわち愛着度を高める必要があるのが2020年のSEO対策です。書いた記事に自信があるなら、構造化データに対応させ、まずは検索結果で目立たせることが、流入数を増やす(集客を増やす)最大のポイントといえます。

せっかく一生懸命記事を更新してるのなら、リッチリザルトを利用して検索結果で目立つようにして流入数を増やし集客に生かしましょう。

浅野 幸延浅野 幸延

この記事の監修 : 浅野 幸延 (建築士/コンサルティング・広告全般担当)プロフィール