会員の皆様においては、せっせとブログを書いていただいてます。理由はカンタン、見込み客を集めたいからです。
再三再四お伝えしていますが、アクセス数が多い = 売り上げが上がるのかといえばそのようなことはありません。話題のネタをブログ記事にすればアクセスは集まりますが、あなたのビジネスに関連性の低い内容であれば仕事にはつながりません。仮に仕事になったとしてもそれはまぐれであって、安定してお問い合わせが取れるわけではありませんので、お勧めできません。
但し、人柄を伝えることで安心感、信頼感を得れることはありますので、そのあたりを弁えればビジネスにあまり関連性がないブログ記事も役立てることはできますが、多くの方は、関連性の低い記事でアクセスを集めてお問い合わせがないと嘆きます。
関連性は低いがアクセスの多いブログの取り扱いについて少しお話をしてみます。
ユーザーサマリー2014.4~2019.9
上の画像は某工務店様の2014.4~2019.9までの期間のユーザーサマリー。
最近のほうがアクセス数は若干多いですが、劇的に変化しているわけではありません。つまりホームページへの流入量はさして変わらないということになります。
コンバージョン2014.4~2019.9
上の画像はユーザーサマリーと同時期のコンバージョンサマリー。つまりお問い合わせがどのくらいあったかということになります。流入と違い、劇的にお問い合わせが増えていることがご理解いただけるかと思います。
こちらの工務店様の社長は、2014年から、ブログをせっせと書いていましたが、書く内容を変えていきました。
元々は日常の出来事や趣味のことなどを中心に書いていたブログを、施工現場に関連することや使用した住設・建材などの紹介をブログ記事に書くようにしました。
2014年当時から、ランディングページ(最初に訪れたページ)の40%程度はブログ記事からでしたが、趣味のブログに流入した方を集めてもまぐれ程度しかお問い合わせが取れず、しかも成約率も非常に低い状態でした。現在もランディングページの40%程度はブログですが、ご覧のようにお問い合わせが劇的に増えています。
これをご覧になってもまだ、ビジネスに関連性のない記事ばかり仕事のために書きますか?
関連性は低いがアクセスの多いブログ記事の取り扱い
では、アクセスを集めることができるが関連性の低いブログ記事をどうすればいいのでしょうか?
ここからは弊社の考えですので参考程度でお願いいたします。SEOに絶対はありません。
とてもアクセスの多いブログ記事があるが、その記事は、本サイトへの誘導や、その先にあるコンバージョンに全く貢献できない内容で、過去になんとなく作ったら妙にアクセスが集まる記事になったという感じ。アクセス数は多いが、エンゲージメント(人気度)が悪くエンゲージメントの指標である直帰率(ランディングページから移動せずそのままホームページから立ち去る)は、ほぼ100%、滞在時間も数秒程度。
グーグルアナリティクスで解析チェックされている方ならこのようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
- 他の記事やブログ全体を、低いエンゲージメントで足を引っ張るから非公開もしくは削除する
- グーグル検索からのアクセス数を獲得できるから公開する
アクセス数もSEOに関係していますので、今すぐ非公開や削除する必要はありませんが、記事をリライトし営業ページなどに適切にリンクを張って様子を見ることをまずはお勧めします。
クエリ(検索キーワード)が何らかの意味を調べるというものだったり、簡単に何かのやり方の説明を見たいという場合もエンゲージメントは期待できません。ですので、自サイトにある特定のページがアクセス数は多いが改善が難しくエンゲージメントが低いままということはどなたにでもある得ることです。
つまりアクセス数だけでは儲けることはできないということです。ブログを書きたくてしょうがない方以外は、仕事のためにブログを書いているわけですから、セールスに関わるコンバージョンが発生するようなブログを書いて営業系ページにリンクさせエンゲージメントを高めることが仕事でブログを書く方には最もふさわしいと考えます。
お勧めするブログ記事とは
現在、会員様の中でも工務店系の皆様においては関連性の高い記事をブログに書いていただくようアドバイスしています。
但し、冒頭で申し上げた通り、ビジネスそのものに関連性が低いとしても人柄や信頼を得るためにブログ記事を書いている方も大勢いらっしゃいますが、それはエンゲージメントが高く、コンバージョンが安定している方々にお勧めすることであって、これからブログを書いて仕事に結び付けたいとお考えの方は、エンゲージメントが上がるブログを書きましょう。
よくブログを毎日書いているというお話を耳にしますが、ビジネスに関連性があるブログ記事を毎日書くのは至難の業です。
関連性の低いブログ記事を毎日書くより、週に一回、関連性のあるブログを書いたほうが儲かるのはご覧いただいたコンバージョンサマリーが物語っています。
せっかくビジネスでブログを書くなら、エンゲージメントの上がる記事を書くことを弊社はお勧めいたします。
エンゲージメントが上がる記事そのものがわからない、どうやって記事を考えればいいかわからない方は、お気軽にお問い合わせください。
この記事の監修 : 浅野 幸延 (建築士/コンサルティング・広告全般担当)プロフィール