浅野浅野

「ブログも更新してるし、SNSもやっている」しかし、ホームページは最初に作った時のまま。もし、作ったままのホームページで成果が出ないと悩んでいるのであれば、グーグルアナリティクスやサーチコンソールで計測しながらレイアウトをテストしながら変更することを強くお勧めいたします。ホームページは作ったままでは成果が出にくく、また分析しながら容易に手直しできるのがホームページの最大のメリットということを最近の住宅系会員様の事例でお話してみようと思います。

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GoogleアナリティクスがGA4に移行して分かりにくいと感じている方に必要なデータだけを抽出して分かりやすくします。

前年同月のユーザーサマリーと現在を比較する

下の2つのグラフは、住宅系弊社会員様の、2019年6月1日~6月30日までと2020年6月1日~6月30日のすべてのユーザー(青線)、新規ユーザー(オレンジ線)、リピーター(緑線)別のユーザーサマリー。

(前年)ユーザーサマリー2019.6.1~2019.6.30

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(現在)ユーザーサマリー2020.6.1~2020.6.30

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前年同月のセッション数と現在を比較する

2つのグラフの赤枠の部分(セッション数)を比較してみます。

2019年6月の新規ユーザー数と較べて2020年6月の新規ユーザー数が2倍になってることが伺えます。すべてのユーザー数は、1.8倍に対して新規は2倍ですから新規ユーザーの獲得が出来てるといえます。

リピーターの動向比較

下の2枚の画像は、2019.6.17~7.16と2020.6.17~7.16のリピーターの動向を比較しています。

1年前より、リピーターのページセッション(ページ/セッションのリピーターを比較 2.97⇒6.53)滞在時間(平均セッション時間のリピーターを比較  2:45⇒6:15)と、大幅に改善されています。

1年間でセッション、ユーザー数は2倍近く増え、新規セッションの増加率がとてもよく、リピーターの質が向上していることが伺えます。

直帰率は多少悪くなってますが、中身を見ると新規ユーザーが増えて直帰率が悪くなっているだけですので優先順位で考えるとリピーターの件も含み1年前と比べると、かなり良くなってると考えられます。

コンバージョン比較

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上のグラフは、2019.7.1~7.28(オレンジ線)2020.7.1~7.28(青線)のお問い合わせの比較。お問い合わせと言ってもこちらの住宅系会員様のホームページの目的は「資料請求」です。

新規ユーザーが増加して、リピーターの滞在時間が長くなってきたら、反響も増加したということがご理解いただけたかと思います。

それでは、2019年のホームページと、2020年のホームページでは何が違うのでしょうか?

2019年と2020年のホームページの違い

こちらの会員様の売り上げの柱は資産運用向けの商品でした。資産運用向け商品の受注の多くは紹介営業です。

これまでウェブサイトから、資産運用などに興味のある方を集めることができませんでした。また、資産運用などの商品の場合、競合先は比較的大きな企業です。Google広告を利用しようとしても、1クリック700円以上支払わないと目立つ広告を表示させることすらできませんでした。

そもそも地域限定で資産運用商品に興味のある見込み客をウェブマーケティング中心には難しいだろうと考えました。

そう考えると、地域限定で資産運用向け商品を紹介で受注している会員様は、「理にかなったマーケティング戦略」だったということになります。

2019年のホームページは、資産運用向け商品と一般住宅、両方を同じように目立たせていましたが、2020年のホームページでは、資産運用向け商品の説明ページの階層を一段落とし、個人向け商品を中心にレイアウトを何度か見直してきました。

ここで具体的なことはご紹介できませんが、ホームページ全体のレイアウトを計測しながら見直し、各ページに資料請求を訴求するバナーなどを設置し、資料請求ページは、ビジュアルを使った表現にし、申し込みたくなるように、どのようなものが自宅に届くか分かるようにしました。

こちらの会員様は、ホームページ・ブログなどの更新頻度は弊社会員様の中でも良い方ではありません。ホームページ運用ということで言うとこれまでお手伝いさせていただいた中でも苦戦してきました。

その理由の一つとして、ホームページを必要としない圧倒的に強力な商品をお持ちだからです。但し、将来を考えると、得意としている資産運用の紹介営業は、営業マンのキャラクターが重要で、将来的に、若いスタッフを育てていこうとすると、現代人は、与えられたことは丁寧にこなしますが、自分自身を前面に出すことを教わってきてないので、キャラクターで販売する手法は困難になるのではないかと考え、ホームページを活用できる商品でルールに基づいて営業していくような商品の集客が将来を見据えると必要だと考えました。

今現在も更新頻度が決して高いわけでなく、商品の魅力を伝えるコンテンツも中途半端な状態(つまり充実させればまだまだ余力有り)ですが、それでも分析して滞在時間が長くなり様々なページを見てもらえるようにすることで反響が取れるようになった好例です。

反響が取れることが分かれば、家を建てたいと思っている見込み客をホームページに流し込めばある程度の成果が出るようになります。

弊社ではこの時点で、Google広告をはじめとするウェブ広告の提案を行います。このような状況であれば集客にお金を使っても無駄な営業経費を使わないで済むようになります。

ホームページは作ったままでは成果が出にくく、分析しながら容易に手直しできるのがホームページの最大のメリットということです。

もし、作ったままのホームページで成果が出ないと悩んでいるのであれば、計測しながらレイアウトをテスト変更することを強くお勧めいたします。

弊社の会員様の多くは、綺麗なホームページを業者に製作してもらい、ブログもSNSも更新しているのに反響が取れず、ホームページ自体を見直したいと思い、ホームページ制作業者に相談しても費用が掛かったり、思った通りにならないで、弊社にご相談いただく方がとても多いです。

浅野 幸延浅野 幸延

この記事の監修 : 浅野 幸延 (建築士/コンサルティング・広告全般担当)プロフィール