半年間、google・yahooの検索結果から除外扱いになっていたホームページの検索順位が元に戻りました。正確に言うと、元々の順位より上がりました。このホームページは制作した当初からコンバージョン率が非常に高く、しかも成約率の高いお客様を集める事ができる優秀なホームページでした。こちらのホームページ以外にも、2018年8月1日にGoogleが実施したコアアルゴリズムのアップデートの影響で検索結果で大きく順位を落とした方がいらっしゃいましたが比較的早い段階で復活していました。手を替え品を替え、検索順位を落としてしまう要因についてはかなり把握しているつもりでしたが、弊社で制作したウェブサイトの中で、最も成約率の高いこのホームページだけは6ヶ月の時間がかかってしまいました。その原因についてお話をしてみようと思います。Google順位変動の原因と対策についてはこちらでも記事にしています。
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検索結果上位のウェブサイトの特徴
2018年8月1日にGoogleが実施したコアアルゴリズムのアップデート以降、上位表示しているウェブサイトの多くは、検索した言葉の意味、定義をシンプルに説明していて、専門知識が無い人でもわかりやすく解説しているコンテンツのページが非常に多いです。今回検索結果が復活したウェブサイトも専門知識がない方でも分かりやすく解説していますが、長期間に渡り順位を落としていました。
コンバージョン率と検索結果は関係がない
このウェブサイトは、一つ一つのページを誰にでも分かりやすく作っていましたし、サイト設計もよかったからこそコンバージョン率は非常に高かったのです。実はこれこそが長期間に渡って順位を上げることができなかった理由です。
コンバージョン率が高いために思い切った見直しができませんでした。
必要ではない情報を含んだページとその割合
コンバージョン率が高いウェブサイトですから、無駄なページなどは無いのですが、特定のキーワードを検索エンジンで目立つようにしたい事と、コンバージョン率は全く関係が無いことがはっきりとしました。
このウェブサイトでは、よりコンバージョン率を高めるようにと、ウェブサイトにアクセスした方に役に立つ記事を、商売に関係するページ数の10倍以上、具体的には200ページ以上アップしていました。お問い合わせのあったお客様もこのページを読まれている方も多くいましたが、検索結果で表示させたいキーワードとの関連性はある程度までしか考えずにアップした200ページでした。
この200ページの記事自体は非常に内容の濃いコンテンツではありますが、検索結果で表示されない、つまり集客できなければ読んでもらうことはできません。この200ページの記事はGoogleコアアルゴリズムアップデート以前からアップされていた記事です。
他のホームページでウェブサイト自体がしっかり作りこまれていれば、ブログなどの日常の出来事をアップしていてもGoogleコアアルゴリズムアップデート以降でも、大きく順位変動することはありませんが、あまりにその比率が大きくなってしまうと、順位を大きく落とすこともあるということがいえます。
このようなことから、グーグルアルゴリズムはウェブサイト全体をチェックして検索結果として表示させているということが言えます。
誤解のないようにお伝えしますが、キーワードをサイト全体で●●%などという単純なことではありません。このウェブサイトは元々、検索してきたユーザーの欲をしっかり満たすことができるウェブサイトだったから復活させることができたのです。但し、検索してきたユーザーに役立つ記事であっても、グーグルアルゴリズムはノイズと捉えてしまう、その記事が多ければ多いほどそのように捉えてしまうことがあるようです。
幸い、このウェブサイト運営者のクライアント様は、検索結果が落ち込んでいたときでも、さまざまなメディアを利用していたことから売上げを落とすことはありませんでしたので、余計に復活するのに時間がかかってしまったとも言えます。
弊社では検索結果で順位を落としてしまう、さまざまなパターンを復活させてきました。もしあなたが運営しているウェブサイトで同様な問題に陥っているのであればかなりの確立で原因を特定できます。但し、復活させるには、弊社はもちろんクライアント様も共に協業する必要があることを付け加えておきます。
この記事の監修 : 浅野 幸延 (建築士/コンサルティング・広告全般担当)プロフィール