2025年2月13日 更新

Google アナリティクスの「参照元/メディア」をチェックしていたら l.facebook.comって表示されているんです。m.facebook.comはモバイルからfacebook.comはPCからなのはわかるけど、l.facebook.comは、どんな経由のアクセスなんですか?」
フェイスブックの投稿に力を入れている工務店さんがGA4をチェックしながら質問をされました。
フェイスブックからホームページへの流入があまりない方やGA4をチェックされない方には、馴染みはないと思いますが、l.facebook.comは、Facebook側で設定している”Link Shim” というシステムを経由した場合に出てきます。Facebookでは2014年頃から、”Link Shim”を導入しています。
”Link Shim”とは
Link Shimの機能は、リンクをクリックした際、リンク先がスパムや悪意のあるサイトでないかチェックし、必要に応じて問題なければリンク先を表示させ、悪質なサイトの場合はブロックするための機能がLink Shimです。
また、Facebookには、個人のタイムラインや非公開グループのようなプライベートな情報を含むURLもあります。このような場合、Link Shimは必要に応じてリンク元のURLを分からないようにしてくれる機能も有しています。
グーグルアナリティクス(GA4)にlm.facebook.comが参照元として表示したら、lm.facebook.comは、モバイルからのアクセスでLink Shimを経由したもの、l.facebook.comは、PCからのアクセスでLink Shimを経由したアクセスということになります。
Google analytics 4などの解析では、Facebookなどからの特定の個人やグループが判別できないようにしながらFacebook経由であること自体「Facebook経由の流入」の参照元の判別は可能になっています。
lm.facebook.com もl.facebook.com もfacebook.com や m.facebook.com と同じフェイスブックからの流入で、PCとモバイルのデバイスごとのアクセスの違いが分かればいいと思います。
より多くの方の目に留めることができるフェイスブックなどのSNSはコストパフォーマンスに非常に優れている集客メディアです。
※2025年2月現在、弊社工務店会員において最も効果が上がっているSNSは「Googleビジネスプロフィール」です。「Instagram」に関しては、飲食業・観光業・ウェディングなどの会員様は成果がでていますが、工務店においてはごく一部を除いてインターネット上で騒がれているほど活用できていません。比較的高額サービスでかつ年齢層が高めのユーザー獲得を目指している方にFacebookは今でも使えるSNSです。

この記事の監修 : 浅野 幸延 (建築士/コンサルティング・広告全般担当)プロフィール