社長アサノ社長アサノ

「検索クエリ」と「検索キーワード」の違い

検索クエリとは、ユーザーの意図に基づく検索語句やフレーズのこと。

検索クエリは、ユーザーが検索する語句やフレーズであるのに対し、検索キーワードは広告主・サイト運営者が設定する語句やフレーズのことです。どちらも語句やフレーズという点では同じですが、検索クエリにはユーザーの意図が含まれている点を理解しておくことが大切です。

検索クエリは大きく3つにわけることができます。

インフォメーショナルクエリ(情報型クエリ)

情報型クエリとは、ユーザーの「知りたい」「疑問を解決したい」という意図に基づいているクエリです。例えば、さいたま 天気・ビーフシチュー 調理方法・検索クリエ 確認方法、などが挙げられます。

トランザクショナルクエリ(取引型クエリ)

取引型クエリとは、ユーザーの「何かアクションを起こしたい」「何か欲しい」という意図に基づいているクエリです。例えば、エアチケット 予約・パソコン 格安・無料ゲーム ダウンロード、などが挙げられます。

ナビゲーショナルクエリ(案内型クエリ)

案内型クエリとは、特定のサイトにアクセスしたいという意図に基づくクエリです。例えば、Youtubeログイン・Facebook、などが挙げられます。

Googleアナリティクスとサーチコンソールを連携

Googleアナリティクスで検索クエリを確認するには、サーチコンソールと連携しておく必要があります。

Googleアナリティクス → 集客 → Search Console へアクセスすると、サーチコンソールと連携されてないと上記画像のような表示になりますので、「Search Consoleのデータ共有を設定」をクリックしてサーチコンソールとGoogleアナリティクスを連携させておく必要があります。 サーチコンソール

検索クエリの確認方法

連携完了後、数日してから、グーグルアナリティクスログイン後、「集客」 → 「Search Console」 → 「検索クエリ」の順にクリックすると表示します。

クエリの中に、(not set)と表示されることがあります。(not set) は選択したディメンションについて情報が得られなかったときに表示されます。

つまり、Googleがデータを取得できなかったということを表しています。各クエリの表示回数やクリック数の実数はもっと多いことがほとんどですので、その点も留意しておいてください。

検索クエリの活用方法

検索クエリは、SEOとリスティングの2つの場面で活用できます。

検索クエリのSEOでの活用

検索クエリの意図を理解して、ユーザーに役立つコンテンツを作成することが重要です。
Googleは検索クエリとの関連性の高いサイトを上位に表示する傾向です。
追記 :2020年10月現在、この傾向はますます増長しています。

検索クエリはユーザーの意図が表れていますので、ユーザーの意図を把握し、それに合わせた施策を考えることに役立ちます。

例えば、工務店のサイトをを運営していて、検索クエリを確認したところ「建替え 地域名」が多かったとします。ここから、タイトルや見出しに「建替え」「地域名を」を入れたり、「建替え」「地域名」にかかわるコンテンツを充実化させるなどの施策を考えることができます。

このように、検索クエリからユーザーの意図を読み取って施策を実行することで、的確なSEO対策を施すことができます。

検索クエリのリスティングでの活用

検索クエリはリスティングにおいても活用できます。

1) キーワードの修正に活用
ひとつは、検索クエリからキーワードの修正を行うことができます。

キーワードの修正とは、検索クエリによりマッチしたキーワードを設定しなおすということです。例えば、工務店のサイトを運営していて、「工務店」でキーワード設定していたとします。
この時、サイトの検索クエリが「建替え工務店」が多かった場合、キーワードも「建替え工務店」に設定しなおすことを考えましょう。
こうすることでニーズのあるユーザーに効率よく広告を表示させることができます。

2) キーワードの追加に活用
次に、検索クエリからキーワードを追加することができます。

キーワードの追加というのは、コンバージョンにつながっているキーワードを追加するというものです。自分では予想できなかったクエリがコンバージョンにつながっているということは多々あります。このような検索クエリをキーワードとして追加することで、広告からのコンバージョン数アップが望めます。

3) 無駄なキーワードの除外に活用
3つめは、検索クエリから無駄なキーワードを除外することができます。

限られた予算で効果をあげるには無駄をカットすることも重要です。先ほどの、工務店サイトの場合ですと「工務店ランキング」などは、ターゲットユーザーではありません。このような場合に検索クエリを確認して、不要なキーワードを除外設定して広告運用を効率化しましょう。

まとめ

検索クエリを知ることは、ユーザーの気持ちを理解すると言うことです。サイト運営者が当初考えた「検索キーワード」と実際にユーザーが検索するときの「検索クエリ」の違いに気がつけるか気がつけないかは、インターネットで集客して行くうえで重要なポイントです。

弊社は様々なウェブ集客の代行を行っています。お困りごとがあればお気軽にご相談ください。
 

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浅野 幸延浅野 幸延

この記事の監修 : 浅野 幸延 (建築士/コンサルティング・広告全般担当)プロフィール